キチンと整理され、背表紙にはタイトルと日付け。ページをめくると、一枚一枚に撮影した時の状況が説明書きしてありました。 いつ、どこで、誰と、何を…嬉しかった!ビックリした!感動した!微笑ましく、家族の歴史を写し出した素敵なモノばかりでした。...
農家や、何世代にもわたって同じ土地に住み続けているお宅には大きな、農業用倉庫や作業場が有ります。5俵のお米が入るトタン製の貯米器、農機具、大工道具…今は、使われていないモノばかりです。引き継いだ方は、これらのモノの量にア然とするばかり…...
片づけの現場では、ご不要品の搬出・運搬・処分が不可欠です。お客さまのお宅のご不要品は、家庭ゴミの扱いとなるため、各自治体の一般廃棄物運搬許可を持っている業者さんと連携して、作業にあたります。...
片付けをしていると、ご親族だけでなく…私たちスタッフにとっても、懐かしいモノが沢山出てきます。それは、アルマイト製の四角く平たいお弁当箱だったり…要塞のように重くて角張ったジューサー・ミキサーだったり…使わなくなっても思い出深いモノ、チョットお値段の張ったモノは、処分しにくいお気持ちヨクわかります。私たちも、こんな懐かしいモノに出会うと、素通りなんて出来ません。 ちなみに、これは牛乳の紙の蓋を開ける道具。 調べてみましたが、正式名称は無いようです。子どもの頃、ゆっくり蓋を外そうとしたのに…飛び跳ねて、臭いがついてしまったこと。瓶の中に、蓋が入ってしまったこと。楽しく懐かしむ瞬間があります。
「遺品整理」では、必ずお金が発見されます。 ご依頼者様が既に見つけた、お財布やタンス預金以外にも、あちらこちらで発見されます。...
遺品整理のお宅で…〝母子手帳〟を見つけました。この時のお子さまは、現在・52歳。お母さまは、50年以上…大切に保管されていたのです。同じ引き出しに、小さな桐の箱〝へその緒〟もありました。新しい命を授かった時のお母さまの大きな喜び、特別な思いやお気持ちが、引き出しから溢れ出てくるのを感じます。...
「遺品整理」は、いつから始めたらいいですか?」と、お客さまから尋ねられることがあります。 決まりはありませんが…相続の手続きも有りますし、残された家族の生活や住むところも変わる可能性がありますので、いつまでもソノママというワケにはいかないのが現状です。 先日も、百か日法要で...
本日、春日市での「遺品整理」が完了しました。生前お使いになっていた、全てのモノを確認し、仕分けをさせていただき、簡易清掃も終わりました。沢山のご遺品に触れている間に、家族の一員になった錯覚をしてしまい、作業の完了が安堵ではなく、寂しささえ感じてしまいます。...
仏壇仕舞いや墓仕舞いなどで必要な仏事の一つに、魂抜き(たましいぬき)お性根抜き(おしょうねぬき)という儀式があるのをご存知でしょうか?仏教のほとんどの宗派では、お仏壇やお墓に、ご先祖様の魂・霊が宿っていると考えられているため、お坊さまに、お経を上げてもらい、その魂を抜いてから処分をしなければならないとされています。私たちがご依頼を受ける「生前整理」「遺品整理」でも、高齢化や家庭事情・継承者がいないなどの理由で、お仏壇をやむなく手放したり、処分をされるお客さまが増えてきました。お仏壇やお墓を手放すことは、とても残念なことですが、仏教上の作法にのっとり進めることで、「心のけじめになった!」とお客さま自身が気持ちを整理され、肩の荷を降ろされているようです。ご先祖様への感謝の気持ちさえあれば、どこにいても、どんな形でも、手を合わせることが、供養に繋がると信じています。